ビタミンEはあまり馴染みがなく、よく知らない人も多いのではないでしょうか。
ビタミンEはもともと不妊を防ぐための栄養素として発見されたもので、脂溶性のビタミンの一種とされております。
ビタミンE の効果
・老化などを防止する抗酸化作用
・動脈硬化などを改善する血行改善作用
・運動能力の向上
・ホルモン活性化作用
などが挙げられます。
多く含む食品としては、ナッツ類や小麦胚芽、緑色野菜など。
欠乏すると、疲れやすくなったり、生殖機能の障害や神経筋肉の損傷、流産しやすくなるなどがあります。
脂溶性ビタミンということもあり、過剰症を気にする方もいますが、弊害はほとんど認められていないので、サプリメントを変に飲みまくったりしなければ問題ありません。
食事+サプリメントから摂取していきましょう。
摂取するにあたって
ビタミンEの種類について知っておきたいところです。
ビタミンEは、「トコフェロール」と「トコトリエノール」という名前があり、それぞれ「α、β、γ、δ」とあり、合計8種類に分けられます。
また、ビタミンEを合成するとD体とL体というものが混ざったDL型ができるのですが、人体で使えるのは天然のD型であり、DL型は使えません。
そこで、天然のαトコフェロールのことを「D-aトコフェロール」といいます。サプリメントでは、ビタミンEはほとんどD-aトコフェロールとなっています。
しかし、γトコフェロールの効果として前立腺癌のリスク減少、炎症の抑制、癌や心臓血管疾患への効果などが発見されています。
そのため、摂取する際はD-aトコフェロールのみではなく、4種類のトコフェロールが含んでいる「ミックストコフェロール」のものを摂取することをお勧めします。
摂取量は一日400~800IU程度。
さらに老化防止で「抗酸化作用」を目的に摂取する場合は、トコトリエノールが強いとされており、なんとトコフェロールの50倍といわれています。トコトリエノールのサプリメントには、米ぬか油由来とパーム油由来というものがあるのですが、米ぬか油由来のものはδトコトリエノールが含まれないので、パーム由来のものを良いでしょう。
「アスタキサンチン」という抗酸化物質と併用することでさらにパワーアップしますので、抗酸化力を高める場合は、両方とることをお勧めします。
パーム油由来のトコトリエノールとして、「Tocomin SupraBio®」で50~100㎎程度がおすすめです。
ビタミンEを摂取している、しようと思っている方は参考にしてみてください。