栄養

【50歳~のアンチエイジングサプリ】抗酸化サプリ5選!

老化防止、アンチエイジング。人間である以上避けては通れませんが、逆らう事はできます。

アンチエイジングの栄養素と、老化の原因をお伝えします!

老化の原因とは?

【THEアンチエイジング】老化の原因と抗酸化サプリ5選!

原因①酸化

酸化とは何らかの分子に酸素分子が結合することです。

りんごが変色したり鉄がさびたりなど、日常生活でなにげなく起こっている現象のことです。 我々人間も呼吸で酸素を取り入れているので、同じことが起こります。

その酸素の一部が、通常よりも活性化されたものを「活性酸素」といいます。

原因②活性酸素

活性酸素は、強い酸化力を使って免疫や感染防止の役割を担いますが、過剰に活性酸素が発生すると細胞を攻撃してしまい、老化や癌、動脈硬化などの生活習慣病、アルツハイマーなど様々な病気の要因になると言われています。

活性酸素が多く発生する条件としては、過剰な運動や精神的ストレス、風邪や怪我、紫外線、タバコやアルコールなど普段の生活でも発生してしまいます。

これだけ常に発生していれば、身体も活性酸素を除去するシステムが備わっているのですが、そのような活性酸素に対抗することを「抗酸化力」と呼びます。

 

抗酸化とは?

【THEアンチエイジング】老化の原因と抗酸化サプリ5選!

抗酸化という言葉は様々なメディアで耳にすると思いますが、体内に備わった抗酸化力だけでは、活性酸素に対抗できない場合があります。特に40歳を超えると働きが急激に下がるといわれています。そのため、活性酸素を倒すものを外部から摂取していくことが大切です。

そして、そのような活性酸素を倒してくれるものを「スカベンジャー」と呼びます。

 

活性酸素を倒す!スカベンジャー5種類

【THEアンチエイジング】老化の原因と抗酸化サプリ5選!

1.ビタミンE

細胞は細胞膜に覆われていて、その膜はすべて「不飽和脂肪酸」というものを含むのですが、その不飽和脂肪酸が活性酸素にやられてしまうと、「過酸化脂質」ができてしまいます。過酸化脂質は身体にとって有害で、がんや動脈硬化、シミの原因とも言われています。

体内で過酸化脂質が発生すると、細胞の中で新たに活性酸素を作り、更なる過酸化脂質を発生させるという悪循環が起きます。さらに、体内でうまく除去できない「一重項酸素」という活性酸素も発生させてしまいます。

そのような過酸化脂質や一重項酸素を減らしてくれるのが、「ビタミンE」なのです。

実際に発がん物質による作用をビタミンEが抑制したという実験や、シミの発生を抑えるといった効果がわかっています。

2.ビタミンC

身体の中でもっとも発生しやすく、また運動によって発生しやすい活性酸素で「スーパーオキサイド」があります。本来は体内にある機能として、スーパーオキサイドを消去してくれますが、ビタミンCはそれと同じようにスーパーオキサイドのスカベンジャーとして活躍してくれます。また、ビタミンCのコラーゲン強化作用はがんの転移を防ぐ可能性があるとも言われています。

多く含む食品としては、パプリカやピーマン、キウイなど。

ビタミンCは水溶性で尿から出て行ってしまうので、3時間ごとにこまめに摂取したいところです。そのため、基本的に食事だけで十分に摂取することは難しく、サプリメントでの摂取をお勧めします。

3.CoQ10(コエンザイムQ10)

CoQ10は細胞のエネルギー工場と呼ばれるミトコンドリアでエネルギーの合成に重要な役割を果たすのですが、脂質中で強い抗酸化作用も発揮します。

つまり、同じように働くビタミンEの働きも助けてくれるのです。

ビタミンCとE、CoQ10があれば過酸化脂質の生成は抑えられるのですが、CoQ10がなくなってしまうと、ビタミンEを摂取していても過酸化脂質が増えていってしまいます。

CoQ10はもともと体内で合成できるのですが、20歳を境に減少していき、80歳になると心臓で42.9%、肺では51.7%、腎臓では65.3%にまで落ち込んでしまいます。そこで外部から摂取していこうというわけです。

CoQ10には「還元型」と「酸化型」があり体内ではほとんど還元型です。

エネルギー合成や抗酸化作用を発揮するためには、還元型(ユビキノール)である必要があるのですが、サプリメントはほとんど酸化型(ユビキノン)です。体内で酸化型は還元型に変換されますが、最初から還元型を摂取した方が効率が良く、吸収率も優れています。

4.αリポ酸

αリポ酸は「マザー抗酸化物質」と言われていて、活性酸素を消去するだけではなく、他のスカベンジャーをリサイクルする作用があります。

さらに、インスリン感受性の改善やエネルギー増加作用、食欲抑制作用とダイエットにももってこいです。

5.カロテノイド

カロテノイドとは、黄色から赤まで発色する「植物色素」のことです。人参やカボチャ、卵黄などの色はカロテノイドによるものです。

カロテノイドといってもβカロテンやリコペンなど様々ありますが、ここでは「アスタキサンチン」についてご説明します。

アスタキサンチン

アスタキサンチンの抗酸化力はβカロテンの5倍、CoQ10の800倍、ビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍と言われています。抗酸化力でみるとアスタキサンチンはとても優れているのです。

また、悪玉コレステロールの酸化や過酸化脂質の生成を防いだり、抗炎症作用もあります。

 

まとめ

少し難しい説明もありましたが

1:ビタミンE
2:ビタミンC
3:CoQ10(コエンザイムQ10)
4:αリポ酸
5:カロテノイド

が主なアンチエイジングの栄養素です。

身体は常に酸化し、活性酸素が発生しています。 酸化しないように普段の生活を変えることも大切ですが、その中で栄養素で抗酸化力も高め、老化や病気に対抗していきましょう。

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