パーソナルトレーニングの商品は人。パーソナルジムを経営し、指導歴16年以上、ジム運営5施設、人材育成50名以上、セミナー業も行う吉田直輔が絶対失敗しないパーソナルトレーナーの選び方を3つのポイントでお伝えします。
①ネット情報
②体験時
③トレーニング記録がある
解説をご覧ください!
記事の監修者 吉田 直輔 |
全国トレーナーオブザイヤー2010MVP |
YOSHIDAGYM 代表 |
ネットで分かるトレーナーの情報
経歴のみかたとそこから分かる良いトレーナーの選び方
パーソナルトレーナー資格保有者
資格保持者をすすめる理由は最低限の知識を保証しているからです。パーソナルトレーナーは専門職です。知識を売る職業なので、ただ運動が好きなだけで指導はできません。
代表的なパーソナルトレーナー資格3団体
「NSCA(National Strength and Conditioning Association)」
「NESTA(National Exercise & Trainers Association)」
「JATI(日本トレーニング指導者協会)」
トレーナーの経験値
経験が少なくてもいいトレーナーはいますが、指導年数、指導経験数はやはりいいトレーナーを見極めるうえで重要なポイントです。
パーソナルトレーニングはその方、その日の身体の状況、日常生活含めた心理状況、モチベーションなどでプログラムや強度が変わります。まさに生き物で、経験でしかプログラミンをできない部分もあります。
“パーソナルトレーナー業だけで5年以上”は十分な経験といえるでしょう。
また、月に安定して100回以上の指導数は一つの目安になります。しかし指導回数だけでは計れません。例えばパーソナルトレーナーになって、5年目からは企画やセミナー業、人材育成業にも力を入れてるパーソナルトレーナーは指導回数は減っていてもその企画やセミナー業、育成業は指導するうえでプラスになることです。
ブログなどで見かける「月間200本以上の実績!!」や「年間3000回のセッション数!!」など、数だけでPRしているトレーナーは数をこなしいているだけの可能性が高いです。
メッセージやブログ
ウェブ・ブログでパーソナルトレーナーの得意とする分野(ダイエットや筋トレ指導が得意など)やメッセージ、考え、哲学的な部分を見てみましょう。個人で活動しているパーソナルトレーナーであれば遠慮せずにメッセージを送りましょう。ここのやりとりで嫌な感じや、合わないと感じた場合は選ばない方が賢明です。
体験トレーニングで見極める
運動の効果は一回で完結しません。この先受け続けることができるかどうか、初めて会った時の印象はこの先も続きます。初回で見極めるポイントをお伝えいたします。
トレーナーに清潔感がある
身だしなみや挨拶は、指導するうえで「心構え」と同じです。パーソナルトレーナーは専門職でありますが、接客業でもあります。トレーニングに集中できる環境・状態にあるか、その環境を作っているかは良いトレーナーの条件です。
トレーニングをしている身体か
ボディビルチャンピオンのようにムキムキであるか、という事ではありません。しかし、トレーニングをやっているな、と思わせる身体はいいトレーナーを見極めるうえで重要です。
何故なら、トレーニングのキツさや、感じは内在化しているからです。トレーナーがそのキツさを経験していて初めて共感できます。
例えば、腹筋運動をしていて後数回で限界を向かえそう、ここでトレーナーはサポートに入るのか、セットを終了するのかの見極めはトレーナーがトレーニングを実践していなければわからない感覚です。
誠実である
パーソナルトレーニング以前に、嘘・偽りがあってはなりませんよね。分からない事は分からないと言える、分からないことは調べて伝えるなど正し事をあなたに合った方法で伝える誠実さが、パーソナルトレーナーには必要です。
また、初回だからと「必要以上に頑張り過ぎている」トレーナーはその頑張りが続かない場合が多く、数回目で初回と感じが変わる場合があります。このようなムラがあるトレーナーは良いトレーナーとは言えません。
聴き上手なトレーナー
目標をお聴きすることからパーソナルトレーニングは始まります。一方的にしゃべっている、必要もないことを長々話しているトレーナーは指導の目的を見失っているかもしれません。質問1に対し返答が1~1.5くらいが良いトレーナーです。
トレーニング内容を記録している
良いパーソナルトレーナーは、記録・メモ・一貫したヒヤリングがあります。
トレーニングの記録をする理由
トレーニング内容を記録していないトレーナーは良いトレーナーとは言えません。トレーニングの効果は、「漸進性過負荷(ぜんしんせいかふか)の原則」というものがあります。簡単に言いますと「トレーニングの効果をだすためには、すこしづつ重さを上げたり、回数を増やす事が必要」という事です。
何人もクライアントを抱えていて、全てのプログラム・負荷・回数を覚える事は不可能です。記録をしないで思い付きの内容で、立てた計画の達成をすることはほぼ不可能です。
またプログラムの記入だけでなく、その時の改善点や、改善できたことなどを記入して次回以降に活かします。
その日の体調のヒヤリングがある
その日の体調と睡眠時間のヒヤリングもとても大切です。それは怪我防止のためでもあり、その日のトレーニングを100%で行うために必要な情報だからです。
まとめ
ウェブや電話での初回のコンタクト時から良い印象を受けるパーソナルトレーナーを選びましょう。そして、必ず体験を受けて下さい。体験は複数のパーソナルトレーナーの指導を受けることをおすすめします。
施設によっては、初回のカウンセリングと違う人間が指導する場合があります。その場合はトレーナーの変更が可能か確認をしてください。
トレーナーによっては職人気質で、ウェブに情報を載せなくてもトレーニングを受ければ分かるさ、という考えの方もいますが自分を知ってもらうことに一生懸命なパーソナルトレーナーは、指導も充実する場合が多いです。
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