【焦らないで】産後ダイエット
出産後に意外と体型が戻らず、食事制限や運動のことを考えるお母さんは多いと思います。
出産後1カ月は安静に
一気に大きくなった子宮も、1ヶ月ほどかけて小さく戻りますが、その過程で後陣痛が来ます。産後は特に感染症のリスクも高かったりするので、休むことが大事です。
産後の身体
出産した後、焦ってしまい食べないダイエットする方がいます。出産した際にはミネラル分や血液が出てしまっているので、それを補う身体のベースを整えてあげることが大切です。食事制限ではなく、しっかり栄養を摂ることに費やしましょう。
運動は産褥体操から初めて
産褥体操(さんじょくたいそう)などの簡単な体操から始めて、2~3ヶ月以降から徐々に身体を動かしていきましょう。とにかく焦りから無理をしないことが大切です。
2~3カ月後から
運動の経験がある方は、無理なくその頃に近づけるように徐々に負荷を上げていきましょう。運動経験があまりないママさんは、ストレッチや軽いヨガからスタートすると良いでしょう。産後ダイエットを機に運動を開始することも、良いきっかけになると思います。
気を付ける事
今まで、動きに制限があった生活で、いきなり動かしてしまうと怪我をしてしまう可能があります。心地よく伸びるくらいのストレッチ、ダンベルやバーベルを使わない自分の体重を利用したトレーニングから行いましょう。
産後の栄養摂取について
母乳で育てる場合は、妊娠していない時より栄養を摂ってくださいと言われています。
赤ちゃんによってそれぞれですが、6ヶ月くらいまでは一日に780ml飲むとも言われています。カロリーでいうと約500㎉近く出て行ってしまいます。
女性の一食分くらいは勝手に出て行ってしまうので、食事を今まで通り、または今までより少ないなんてことがあれば、お母さん自体の栄養が少なくなってしまいます。
母乳にも良い影響ではないでしょう。まずはきちんと食べることを意識しましょう。
家事と育児で忙しく、菓子パンなど片手で手軽に食べれるもので済ましてしまう方も多いと聞きます。その中で栄養を摂るには難しいと思いますが、自分のためにも赤ちゃんのためにも、一括でたくさん作れる具沢山のスープなどでバランスよく食事できるように工夫していきましょう。まずはしっかり3食食べることが大切です。
ミルクで育てるお母さんは、母乳で育てるお母さんよりは消費カロリーは少なくなります。もちろん食べ過ぎれば太ってしまいますが、お菓子ばかりではなくバランスよく栄養を摂るという基本的なことをしていくと少しずつ体型は戻っていくと思います。
ミルクだからといって焦って運動や食事制限をするようなことはしないようにしましょう。
女性ホルモンの変化
まず、女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという二種類があります。
妊娠中から出産した後の女性ホルモンの変化はとても大きく、どんどん増えていきます。エストロゲンですと、100倍増えるともいわれています。ですが、妊娠して女性ホルモンが高まってる状態が慣れてきた時に、出産をすることで女性ホルモンは一気に急降下します。
そうすると身体が追い付かず、そこでほとんどのお母さんが経験するのが産後2~3日後から1ヶ月後に起こる「マタニティブルーズ」というものです。
マタニティブルーズとは
妊娠中にあるイメージですが、実は産後によくあることです。
ホルモンの急降下などは、お母さんの身体になるために身体が必死に作り替えようとしている反応なのですが、マタニティブルーズになると疲れやすさ、集中力の低下、いらいら感、物覚えの悪さ、不安で涙が出たり、悩んだりするなどの症状が出ます。
このように産後から約一ヶ月はホルモンを自分の身体の中で調整しようとする時期なので、とにかく安静にすることが大切です。
終わりに
体型を気にするなということではありません。お母さんになったからといって、自分を犠牲にする必要はないと思います。一人の女性としてお母さんを楽しむためにも、産後は無理をせず、焦らずいきましょう。産後にしかできないことがあると思います。