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【30歳~の体力低下】の話と、おすすめの運動

30歳からの体力低下は下りのエスカレーター。運動をしなければ下る一方です。気づいたころにはかなり下降している状況に・・・・・対して、体脂肪は上りのエスカレーター・・・・・手遅れになる前に、誰でもできる体力向上方法をパーソナルトレーナーの吉田直輔がお伝えします。

30歳~の体力低下

30歳~の体力低下と、おすすめの運動

「人の名前を思い出せなくなった」「焼肉の後には胃もたれが」「徹夜ができなくなった」など30代半ば過ぎから年を取ったなぁと感じることが多くなりますね。

また「疲れやすくなった」「階段で息が上がるようになった」など体力面での違いを感じる人も多いようです。実際に30代から筋力の低下、特に下半身の筋力低下がおき始めます。

これは万人に必ずやってくる老化現象です。

30歳になったあなたは、下りのエスカレーターに乗ってしまったのです。対して体脂肪は増える一方…でも大丈夫、この記事を読んでその老化現象に逆らいましょう!アンチエイジングしましょう。

体力低下

学生の頃に運動をしていてもいなくても、カラダに気を使った運動や生活をしていなければ「疲れがとれない」や「少し走っただけで息が上がる」など体力低下を感じる方が多くなります。

これはホルモン量の低下などがあげられますが、学生の頃のように運動をしなくなったり、活動が低下した積み重ねが多くの原因です。

30歳~の筋力低下

下のデータは、年齢と下肢(脚)の筋肉量の図です。わずかですが筋量が低下しているのが分かりますね。下肢(脚)の筋肉は「立つ」「歩く」にかかわる部位なので日常生活においてとても大切です。

30歳~の体力低下と、おすすめの運動

 

メタボのリスクも増え始めます

メタボリックシンドローム
内蔵肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい病態です。単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりません。
情報:厚生労働省【メタボリックシンドロームとは

生活習慣が大きくかかわる病気のリスクが高い状態という事です。この原因の一つは運動量の低下、不足があげられます。

 

体力をつける方法

メタボリックシンドローム 内蔵肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい病態です。単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりません。 情報:厚生労働省【メタボリックシンドロームとは】

答えは一つ、「運動すること」です!これ以外に体力をつける方法はありません。でも運動は大嫌いだという方へ、運動にはこんないいことがありますよ!

●体力向上
●筋肉が付く
●筋肉がついて自信が持てる
●筋肉がつくと痩せやすく太りづらくなる
●体調に敏感になる
●スーツをかっこうよく着こなせる
などなど

 

30歳~はどのような運動がいいのか?

ではどのような運動がいいのか?選択は大きく二つです。

①ジムなどトレーニング施設に通うか
②生活の中で運動量を増やすか

生活の中で運動量を増やすオススメは階段です!階段は筋トレ並みの運動強度です。通勤時、会社の階段など環境を利用して運動ができます。

もう一つおすすめは遠回りする、です。通勤時や帰宅時に一駅多く歩いたり、わざわざ遠回りして目的地まで歩く、この積み重ねで運動量は格段に増えます。

 

まとめ

メタボリックシンドローム 内蔵肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい病態です。単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりません。 情報:厚生労働省【メタボリックシンドロームとは】

30代の皆さん!今、下りのエスカレーターの頂上です。何もしなければ下がる一方です。筋トレと日常の生活に運動をうまく取り入れて、増やす事でその流れに逆走しましょう。

体力向上のため肥満防止のために、まずは「これならやれるかな~」、「これくらいから始めようかな~」という気楽にやれることから始めてみてくださいね。

 

参考文献
厚生労働省
v運動の基礎科学
国立健康・栄養研究所
改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』
国立健康・栄養研究所
筋肉が1kg増した時、基礎代謝量は何kcal増すのか?

参考図について日本人筋肉量の加齢による特徴 を元に著者が手を加え作成した。

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